自分を取り戻すため
ブログを開始して、1ヶ月が経った。ここで少し、僕の立ち位置を整理しておこうと思った。
TIMEブログを始めた動機は、「やり直し英語」のため。
資格やTOEICスコアのための詰め込み勉強から離れて、自分の生活を向上させるための勉強目的で始めた。
・これからのキャリアを形成するため
・有望な企業や業界があったら株式投資をしたいから
・日本でも流行りそうなガジェットやサービスがあったら手に取ってみたくて
英語を扱ってはいるけど、しょせん英語も、言葉という「媒介」でしかない。だから、それを使ってどんなふうに生活をデザインし直すか、そこに焦点を当てたブログを作りたいなって思った。
生活に埋もれて忘れてしまっていたこと
和訳はChatGPTを使うが、最低限の英語は読めるようになりたいし、そうなれると思う。
ブログ開始当初は、まずTIMEという異国の雑誌の空気に慣れるので精一杯だった。ページをめくっても、単語が目に入らなかった。
ただ、写真の美しさと空気感は格別。
記者が現地に赴いて見た光景、感じた感覚、人の言葉を大切に記事にしているからか、空気感が違う。誌面にオーラがあって、どこかセクシー。これだけでTIMEを読む価値があると思えるくらいに。
最初は誌面を見ることしかできなかったが、
一ヶ月経った今、タイトルを見て「おそらくこんな内容かな」って、単語から予測して読めるようになった。
これは、TOEIC試験では基礎中の基礎テクニックですよね?
でも、できるようになるまでに一定の期間が必要だった。
別にそれを、退化していた、とも思ってはいないけど。
そんなふうに、「かつてはできていたけど、生活の諸々の中で埋もれて、忘れてしまっていたこと」を取り戻していく過程が、たまらなく好きだ。だから続けられている。英語力も、徐々に戻していきたい。
学ぶ「余白」を取り戻す
そして、英語力を伸ばす以上に、
「ちゃんと身体を通して読むこと」
「時間を取ってゆっくり考えること」
「得た情報を、実生活に落とし込むこと」
こんな、学生自体のモラトリアム期に行っていた営みを取り戻したいと思っている。
そして、読者のあなたにも「一緒に取り戻しませんか?」って言いたい。
僕たちは、共に世界から学ぶ仲間です。
あなたも、かつての僕と同じように、ちょっと歪んだ同期で英語学習をしていませんでしたか?
・合格のために詰め込む勉強
・その資格も、マウンティングやリベンジ、昇進のためなど「他の何かのため」という側面
・学べば学ぶほど大きくなる、「上には上がいる」「もっともっと」という焦燥感
でも僕は、そんなループから抜け出しました。
きっかけは、英語ニュースで英語力を鍛えるという発想に触れたこと。
(”Wisdum Square”が運営している”1日10分ビジネス英語”が代表的)
その後、本業や夢への挑戦と挫折、恋愛アカウントの運用を経験していくうちに、いつしか英語の楽しさも忘れてしまっていました。
でも、ずっと、「学ぶ楽しさ」「好奇心に沿う」という生き方は大切にしてきた気がします。
そんな経緯もあり、昔よりも、ちょっとピュアに「知る」「考える」「意見を交わす」ことを楽しんでいます。
学ぶのは、自分の人生を良くするため。ちょっと身体と心を楽にするため。そして、感覚を研ぎ澄ますため。
そのスタンスを今、再構築しています。
このブログでやらないこと
「やり直し英語×ChatGPTブログ」と銘打っていますので、
即効力のあるノウハウを期待しているかもしれません。
ですが、そういう発信はしません。
ここでは、僕が書くこと(書けること)と書かないこと(書けないこと)
を明確にします。
明確にしておくことで、読者であるあなたの時間を奪わなくて済むと思いますし、ミスマッチも避けられるはず。
・高スコアのためのノウハウは提供しません
まず、TOEICや英検などの、資格対策としての英語学習はしません。
試験中のテクニックも扱いません。
それらは言い尽くされていて、今更僕が言う意義がないからです。
代わりに、
言葉とは何なのか
学ぶって何?
何ができれば、学んだことになるのか?
僕の性格上、そう言う本質的な話題に流れていきます。
でも、机上の空論で終わらせることも大嫌い。
理論はあっていい。理屈もけっこう。
大切なのは、それを身体を通じて実践していくことだと思っています。
・安易なアフィリエイトはしない。
このブログは、短期的な収益化を主な目的にはしていません。
ただ、必要であったり、「これは良い」と思った商品やサービスは紹介しようと思います。
例えば、TIME定期購読の案内はするし、僕が何年も使い続けて「やっぱりこのサービスはいいな」と思うものは、後々取り上げる可能性が高いです。
でも、よく知らないサービスを拡販することはしません。ブログの核が揺らぐからです。
・実体の伴わない言葉は使わない
ここ一ヶ月で投稿した「赤ちゃんポスト」や「クマ被害」の記事のように、繊細な話題を取り扱う際も、極論や一般論、綺麗事で終わらせるくらいなら、結論を出さないことを選びます。
実際に行動した体験ベースの情報や、それがない場合は自分の違和感、実感をベースとして「こっちの方向がいい」と判断したもののみを、語るように努めます。
・AIで生成した文章を許容します。
僕はChatGPTにもすごく興味があるので、記事の一部をAIを活用して作ることもある。ただその場合でも、これなら腹落ちして語れる、と判断したもののみ採用している。
肝心なのは、僕が書いたからAIが書いたか、ではなく、
「自分が本当にそう思っているのか?」だと思うから。
なぜTIMEを採用するのか?
英語雑誌はいろいろありますが、なぜTIMEをメインに据えるのか?
答えは、生涯学習としての英語に取り組む際、最適なテキストだと思っているから。
TIMEの現地取材や当事者の声を大切にしたニュースを題材にすることで、トピックが自分ごとになりやすい実感がある。
また、シンプルに良質な英文に触れられるのも大きい。
AIの翻訳技術はすでに高いので、「英文が自分の英語力に合っているか」よりも「どれだけ高品質な文章に触れられるか」を優先していいという判断からです。
全部日本語で読めるなら、世界最高レベルのものを最初から使えばいいよね、ということです。
実際、最新号だけですでに7記事の題材を見つけられたので、しばらくこの運用で続けていきます。
とはいえまだスタートしたばかり
色々と書きましたが、所詮はまだ開始1ヶ月です。ここから挫折する可能性もぜんぜんあります。
でも、英語×AIとの対話
という芯は崩さずに、学び続けていこうと思っています。
もしこんな不器用な、「自分を取り戻すための学び」に興味を持ってくれていたら、これほど嬉しいことはありません。
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